第13回日本成人先天性心疾患学会(会長 城尾邦隆)が1月8~9日福岡市の福岡国際会議場で開催された。先天性心疾患は小児科の専門分野とされてきたが、長期生存が可能になった現在、成人先天性心疾患への対応も重要になってきている。学会の大きな二つのテーマは「フォンタン手術遠隔期の成人への対応と画像診断」、「情報ネットワークの臨床応用」。カナダ、韓国、ドイツ、米国の医師らの報告もあり、2日間、延べ600人が熱心に聴講、議論した。
九州で初開催
- 【会長挨拶】九州厚生年金病院副院長・小児循環器 城尾 邦隆 会長
- 本学会は、1999年1月に「日本成人先天性心疾患研究会」として発足し、小児循環器科医、循環器内科医、心臓血管外科医および産婦人科医の各専門分野の垣根をこえた学際的交流にとどまらず、看護師はじめ多種類の診療協力部門の参加を得て...
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- 【シンポジウム】日本における成人期に達したFontan術後患者の疫学と臨床像
- ― 全国アンケート集計から ― 九州厚生年金病院小児科 渡辺まみ江・宗内淳・弓削哲二・城尾邦隆 【背景】成人期に達したFontan術後の患者は、生命予後の改善とともに増加しているが、その生活やQOLは十分には知られていない。【目的...
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- 【セミナー】チーム医療に欠かせない情報ネットワーク構築と心臓超音波診断の取り組み
- 九州厚生年金病院 医療情報部・超音波指導医 野間 充 多職種が診療記録・検査情報・画像情報(静止画と動画)情報を共有して活用できることは、成人先天性心疾患の診療に大変役立つことを実感しています。今回、当院で行ってきた情報ネット...
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